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読書感想文 「のに」について

 

さきの記事の締めくくりに、「次の記事ではそのプロップスについて書きたいと思う」などと言っておきながら、そうならないことについて、まずもって謝罪をしたい。

 

今日は相田みつをの『にんげんだもの』を読んだ。正確には彼が亡くなったあとに新版として出されたものらしいけれど、彼の作品の集まりであることに変わりはないので、細かいことは置いておく。

その中でも、「のに」という作品が印象深かった。「わたしはあの人に散々〇〇してやったのに」の「のに」だ。これを読んでくれている人の中にどれだけわたしと深くつきあい、理解をしてくれている人がいるかはわからないが、わたしの基本的な性格としては世話焼きだ。お節介ともいう。とにかく相手喜ばせたい、喜ぶ顔を見たい、そういうところがある。

ただ、そうやって相手に働きかける場合「のに」が出てくる前で止めなければいけないとも思っている。「あんなに〇〇してあげたのに…」と思いかけたときは自分が行き過ぎ、間違っていることを認識し、歯止めをかけるようにしている。相手への働きかけは、あくまでも自分が主体的に起こしている行動であることを常に忘れずにいたいけれど、なかなかそれも難しい。

いろいろ考えていたら、むしろわたしくらいの人間は相手に向かって「あれもこれもしてあげたじゃん!」と言わないだけでも大分マシな気もしてきた。理想と現実のギャップを埋めるのは難しいけれど、少しずつでも理想に近づけたらいいかなぁと思った。

 

というか、今はまだギャップがあったっていいんじゃないか?にんげんだもの